コーチングって、結局何?

今でこそ、日本でもコーチングという言葉を聞いたことがある人は増えてきていると思いますが、どんなイメージを持ちますか?

え、怪しい。。。

コーチングとは何かを説明した時に何回か言われたことのある言葉です。ちょっと悲しい。。。どう伝えると怪しくないのか模索しながら私の解釈も交えつつ書きますね。これを読み終える頃には、

コーチングってこういうものなのかも

といううっすら理解が少しでも増すと幸いです。

コーチングとは?

自分で考えて行動する能力をコーチと呼ばれる相談役との対話の中から引き出す自己改善技術

(引用元:デジタル大辞泉)

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日本の方の多くは、コーチというと、ジムやスポーツでよく見る”コーチ”を思い浮かべると思います。そうです。あの鼓舞してくれて、限界に挑戦させてくれて、的確なアドバイスもくれる、そう、あのコーチ。

一方で私がここで扱う”コーチング”は対話です。
絵で見ると、クライアント(話す人)とコーチ(聴く人)の対話に見えます。実際に多くのシーンでは、確かにクライアントとコーチが話すのですが、私は、クライアントが対話しているのは自分自身だと思っています。コーチを鏡として、自分自身を見つめ直す。そうすることで、本来の自分の姿や、願望、普段気が付かない自分に気が付く、それがコーチングの本質だと私は考えます。

割と、欧米諸国やインド、シンガポールなどでは、マイコーチ、いるよ!というようなことが、決して珍しくありません。

Two women engaged in a counseling session in a bright, modern loft setting.

コーチングの基本の型

コーチングの対話には基本の型があります。

1. ゴールを決める
2. 現在地を確認する
3. ゴールに近づく

これがお友達や家族との日常会話や、よく混同されやすいカウンセリングなどと異なる点ですが、コーチングのほとんどのケースでは “ゴール”があるということです。しかもゴールを最初に決めます。

さて、このゴールは誰が決めるものでしょうか?

100% クライアントが決めます。

話のテーマ決めとゴール決めはクライアントの役割です。
コーチはそのゴールの重要性や、目的、意味を確認した上で、その次に知りたいのは、”今、どこ?”ですね。現在地の確認です。私もよく使いますが、山のぼりに例えることもあります。ゴール達成が10合目だとしたら、今何合目ですか?こういう感じ。必ず、ゴールと今にはギャップ(差分)があります。

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Smartphone mounted in car using GPS for navigation and directions.

現在地確認はGPSみたいなもので、ゴールに行きつくには迷子になりたくないですよね?ゴールと現在地が離れていることで、達成するのは現実的か、どれくらいの時間がかかりそうか、障壁は何か、障壁を乗り越えるために使える武器や、リソースは何か?そういう対話をコーチと行うことで、具体性と実現性を高めて、ゴールに近づく。

これがコーチングの基本の型です。

行動の重要性

ゴールを決めて、現在地を確認して、差分があることがわかると、ゴールを達成するには、その差分を埋める必要がありますよね。ここには必ず行動が伴います。

誰が行動するのか?

クライアントですよね。クライアントのゴールであり、クライアント自身のギャップなので、埋められるのはクライアントのみです。ここでのコーチの役割は、クライアントの行動を促し、応援し、承認することです。よく伴走者と表現されたりもしますが、個人的には駅伝の車の中にいる監督の感情に近しいかも。コーチングで一番エネルギーを使うのは他でもないクライアント(話し手)だと私は思っています。ゴールを決めて、見たくないギャップまで確認して、しかも行動までしなければいけない。。。。エネルギーがないと、実はコーチングって成立しないんですよね。

では、なぜ行動をするのか?
だって、ゴール達成したいんだもの。自分のありたい姿でいたいんだもの。

だから、最初のゴール設定が重要なのです。そのゴールが大事であればあるだけ、行動に繋げられるから。

コーチの必要性

コーチングが合う人、合わない人、好きな人、嫌いな人、人それぞれだと思います。もちろんクライアントとコーチも人間なので、相性もあります。

ゴールが明確で、その重要性や意味もわかって、行動もできます!全部自分でわかってますので、コーチは不要です!!
という方も多くいらっしゃると思います。(実は私もたまにコーチングを受けながら、全部わかっていることを話しているなと感じる時もあります)不要な人には、不要、これはネガティブでもなんでもなく、ただの事実。

これはあくまで、私は、の話です。私のコーチの利用方法は、新たな気づきを得ることですね。

へ〜、人にはそういうふうに聞こえるんだ
あ〜、そういう風に考えたことなかったな
お〜、そんなに今私は楽しそうに話していたのか

といった、自分に立ってないアンテナを立ててくれることで、視野が広がったり、優先順位が明確になったり、心配しなくていいことで心配しなくなったり、大事なことに集中したり、結局、自分の軸が強固になっている感覚を得ています。これが、私が大事にしている主体性につながるところです。

  • まとめ

さて、コーチングとは何か、コーチングの基本の型、コーチングには行動が伴うこともお話ししてきました。また、コーチングが必要な人、不要な人もそれぞれですし、コーチによっても、クライアントによっても、スタイルは様々。面倒くさそうだなぁと思う瞬間はあると思いますが、怪しいなぁ。。。は払拭できると嬉しいです。コーチングを受ける人にとって、コーチングの時間は、とことん自分にフォーカスする時間である。まずはここを押さえていただければと思います。

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